シナプスです。
新古車で購入したダイハツ タフト。
synapse20190908.hatenablog.com
毎日の通勤メイン、ときどきキャンプで9か月ほど乗りましたので、レビューを書いてみたいと思います。
気に入っているところ
カッコいい
TAFT最大の売りは、やはり見た目でしょう。
武骨さを演出する角ばったデザイン。
女性は丸まった柔らかいデザインを好むイメージがありますが、アウトドアブームもあってか、最近はジムニーやタフトのようなカクカクしたデザインの車に乗られる女性も増えましたね。
それでいてジムニーほどタフ過ぎることもなく、街にも馴染む丁度良い塩梅が受けているのではないかと思います。
個人的には丸目が好きなのでジムニーやハスラーの方が好みではありますが、タフトの狙い過ぎてない感じもいいですね。
私ならフロントグリルはメッキなしのノーマル仕様、ホイールも黒い鉄っぽいものにして、男っぽい雰囲気に近づけると思いますが、奥さんが許可してくれませんでした。
車好きの先輩にも見せましたが「思ったより背が高くないのがいいね」とのことでした。
最近の軽は室内空間を広く見せるために背を高くする傾向があるので、同じような車だと思っていたようです。
ただ、個人的には真横から見ると少し間延びしたように感じられます。
ホイールベースが長いせいでしょうか。
こればっかりは室内を広くすることとトレードオフなのでしょうがないですね。
スカイフィールトップの解放感
タフトは天井がガラスになっているスカイフィールトップ(ガラスルーフ)が全車標準装備となっています。
ガラスルーフを搭載した車は過去にもたくさんありましたが「楽しいのは最初だけ」というイメージでした。
特にタフトは一応、タフさや武骨さがメインイメージじゃないですか。
割れやすいガラスルーフって合わないような気もして。
実際に使っているかというと、通勤で毎日乗ってますが夏の昼間以外は必ず開けています。
もともとタフトはフロントガラスの角度が立っているので室内が暗くなりがち。
スカイフィールトップを開けることで室内が明るくなって解放感も得られるので開けない選択肢がないんですよね。
今は慣れてしまいましたが、最初に全開で走った時はオープンカーに乗っているかのような爽快感がありました。
車に乗ったらエンジンかけてルーフを開ける。
これが一連の動作になるくらいに活用しています。
ただし、閉めていても熱を通しやすいようで夏場は屋根から熱気を感じることもありました。
デメリットはそのくらいですかね。
個人的には非常に気に入っています。
快適装備が標準装備
タフトには軽自動車とは思えない装備が標準でついていました。
ロックをかけると自動でサイドミラーが閉じる機能やシートヒーターまで標準装備。
電動パーキングブレーキは今時当たり前でしょうけど、アクセルを踏むと勝手に解除してくれるという気の利いた仕組みになっています。
カギをもって近づくとルームランプがふわっと点くのも「おかえり」と言われているようで気分がいいですね。
雨の日にバックすると勝手にワイパーが動くのにもビックリしました。
ターボ車の走りは非常に軽快
今どきの軽自動車は普通車と遜色なく走ることは知っていましたが、ターボ仕様のタフトは慣れるまで加速が良すぎて街中では持て余すくらいでした。
軽自動車は重量が軽いので軽快ですね。
平地なら軽く踏んでも80km/hまでならすぐに出てしまいますし、坂道もパワー不足を感じることは一切ありません。
普通車と全く同じ感覚で走ることができます。
CVTのできがよくないという評価もありましたが、素人の私にはよくわかりません。
ただ20km/hくらいで走っていると出力が安定しない場合がありますね。
そんな速度で走り続けるシーンはほぼないですが。
燃費もそこそこ良い
ターボ仕様のカタログ燃費は21.3km/L。
アイドリングストップをOFFにした状態で、渋滞の多い朝の通勤ラッシュでも16km/Lはいきますので、まずまずではないでしょうか。
ラゲッジスペースと後部座席がフラットになる
今どき珍しくはないですが、アウトドアの香りをまとっている以上、必須の機能でしょう。
残念ながらフロントシートまではフルフラットにはなりませんが、マットがあれば車中泊もできそうです。
実際にエアマットを敷いて寝てみましたが、隙間を埋めたりしなくても違和感を感じませんでした。
車中泊を試したら追記したいと思います。
キャンプ場で映える
ボディカラーにもよりますが、フォレストカーキーやサンドベージュはキャンプのためにあるといっても過言ではないでしょう。
キャンプ場でタフトの写真を撮ることもキャンプの楽しみの一つになってます。
イマイチなところ
内装は及第点
おおむね好評なタフトのインテリアですが。
タフトに限らず、軽自動車のインテリアってガチャガチャしがちですよね。
私の「クロムベンチャー」はエアコンの縁取りがシルバーなのですが、ノーマルパッケージはオレンジです。
好みの問題ではありますが、個人的にはシンプルな方が好きですね。
ライバルと思われるハスラーやジムニーは、かなり賑やか。
キャラクター的に高級感はそんなに必要ないと思いますので、タフトが一番いいですね。
収納は普通
タフトの収納スペースは可もなく不可もなく。
いたって普通です。
運転席と助手席の間にデッドスペースがあるので、ここを工夫して活用されている方もいるようです。
シートヒーターはあと一歩
Gグレードに標準装備のシートヒーター
シートヒーター初体験でしたが、肌寒いけどエアコンをつけるほどではない、微妙な気温のときに活躍しています。
スイッチを入れてすぐに温かくなるので真冬も有難い。
ただし温度調節がなく、オンとオフを交互に繰り返すだけなので、気温によってはオンだと少し熱くてオフだと少し寒くなる場合も。
中間の温度でじんわり温めてくれると非常に快適だと思うのですが、低温やけど対策ですかね。
ブレーキホールドもあと一歩
ホンダFITのブレーキホールドは毎回リセットされて面倒なのですが、タフトは一度設定すればエンジンを切っても記憶されるので便利です。
ただし、FITのブレーキホールドが軽くアクセルを踏めば自然に解除されるのに対して、タフトはホールド加減が少し強いので慣れるまで加減が難しく、急発進気味になりやすい。
ウインカーが使いにくい
私が今まで乗ってきた車のウインカーは、例えば右折のために下に倒したら、右折が終わるまでレバーの位置は固定されるのですが、タフトのウインカーはすぐにレバーが元の位置に戻るんです。
これが非常に使いにくい。
右折をキャンセルする場合、左折方向に軽くレバーを倒す必要があるのですが、匙加減が微妙すぎて慣れるまで左折のウインカーを出してしまいました。
ウインカーだけは今でも不満。
ダイハツ車の仕様なのでしょうか。
ウインカーの音がショボい
私は気になりませんが、同乗者にことごとく言われました。
確かに高級車でこんなチープな音だったら嫌でしょうね。
警告音が耳障り
停車状態で前の車と車間距離が空くと「前の車が発進したこと」を教えてくれるのですが「ピピピッ」といかにも警告されているような音なのでイラっとします。
ホンダのFITは「フォーン」という優しい音で知らせてくれます。
フットレストがない
タフトには左足を置くための明確なフットレストがありません。
それほど不都合はないですが、フットレストがあるFITに乗ると、フットレストっていいなとは思います。
こちらも工夫して自作されている方がいるようです。
純正ナビがイケてない
ナビは純正の7インチ エントリーモデル(NMZK-W71D)を取り付けたのですが、このナビがイケてない。
例えば「別府駅」で検索すると・・・
この数のピンを見せられて何が嬉しいのでしょうか。
道が全く見えないんですけど。
見た目にもダサいしウザい。
こんなナビ初めてです。
さらに交差点で曲がるときのこの表示。
残りの距離が円グラフで表示されます。
全く直感的でない。
はじめて見た時に、一瞬、どこを見ればいいのか迷いました。
VICSを拾っているはずなのに渋滞のひどい道を案内してきたり、10年以上前にできた新しい道じゃなく旧道を案内してきたりと、ナビ性能もイマイチ。
おかげでキャンプ場に着くのが遅れて先輩さんを待たせてしまいました。
実は納車時に在庫がなくて社外品のナビを勧められたのですが、せかっくなら純正品がいいなと思って、わざわざ待った経緯もあってので、なおさらイライラしています。
こんなことなら社外品にすればよかったです。
今は純正ナビも別の機種に変わっているのかな。
ナビはよく調べて選択されることをお勧めします。
クルーズコントロールの精度が低い
ターボ車についてくるクルーズコントロール。
FITの自動運転が非常に素晴らしいので期待していましたが、雲泥の差がありました。
FITのクルーズコントロールが安心してハンドルを預けられるのに対し、タフトの場合はかろうじて車線を維持しようとする感じ。
任せられないので自分で運転していると逆に邪魔をしてきます。
せめてFITのようにアクセルだけ自動にできれば脚が楽になるのですが、ハンドル操作とアクセルの両方セットでしか設定できないので使わなくなりました。
まあNA社とターボ車の価格差を考えると、おまけ機能ですかね。
フォレストカーキーは汚れが目立つ
フォレストカーキーはカッコいいですが、汚れが結構目立ちますね。
キャラクター的に汚れも味になるのですが、奥さんには洗車しろと言われます。
サンドベージュの方が汚れは目立たない気がしますね。
ルーフレールに隙間がない
これは超個人的な話ですが、ルーフレールとボディの間に隙間があったらタープをくくり付けたりできるのになと思いました。
アイドリングストップの是非
アイドリングストップが標準装備されていますが、キャンセルするためには毎回ボタンを押さないといけません。
煩わしいと感じることも多く、燃費がよくなってもバッテリー交換にお金がかかるという説もあるので、アイドリングストップキャンセラー(ISC)を導入しました。
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これが唯一のカスタムでしょうか。
見た目で全てが許される
やはり軽自動車は細かい部分でコストカットを感じる点が多く、イマイチな点の方が多くなってしまいました。
ただ見た目が良くて走りに不満がなければ、すべて許せますね。
とても気に入っています。
カスタムされている方も多く、趣味性の強い車なのかなと思います。
インスタで一番いいねがついたのもタフトの写真でした。
ロードバイクメインのアカウントなのに・・・
これからも大切にしつつ、自転車を乗せたりキャンプに行ったり、汚すときは汚して、楽しく乗っていきたいと思います。
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