シナプスです。
これまで後輩君と一緒にソロキャンプをするというスタイルでキャンプを楽しんできました。
各々、自分のことは自分でやるから、やっていることはソロキャンプだけど、一人じゃないし、椅子を並べてしゃべりながら作業をするので「ごっこ」としていました。
いつか本当のソロキャンプにチャレンジしてみたいと思っていましたが、初めてのソロなら人の少ない平日がいい。
しかし平日は奥さんが車を使うので実現できませんでした。
この度、自分の車を手に入れたので。
思い切ってやってみました。
場所は因縁の地、志高湖。
1泊670円と安く、車を乗り入れてもプラス500円。
昔は予約なしで気軽にいけたらしいですが、人が増え過ぎたため、最近になって予約制かつ事前ネット決済になり、チェックアウトも11時と決められたようです。
受付の方も、感じのいいおじさんから若い方に代わっていました。
後輩君とのキャンプでは翌日もゆっくり後かたずけできないと辛かったので、2泊予約してレイトチェックアウトできるようにしました。
白鳥との距離感
平日でしたが、入り口付近はポツポツと人が。
私が予約したのは奥の方だったので、狙い通り誰もいません。
今回、新しいテントとエアマットを初投入。
買ったときに家の中で設営練習をしてから時間が空いてしまったのでスッカリ忘れていましたが、そもそもが簡単なのでサクッと設営完了。
エアマットも単体だとフワフワ感が気になりましたが寝袋とセットだと、なかなかの寝心地でした。
平日なのでキャンパーは少ないですが、散歩に来ている人はチラホラいました。
年配夫婦の会話が聞こえてきます。
奥さん「あ、ぼっちキャンプや」
旦那さん「なんち？」
奥さん「ぼっちキャンプ。」
旦那さん「何キャンプち？」
奥さん「ぼっちキャンプ！！！」
何回も言わないで。言うならせめてソロキャンプと言ってほしい・・・
13時にチェックインしてお腹も減っているので、とりあえずインスタントラーメンで腹ごしらえ。
そして挽きたてコーヒー
ペーパーフィルターを忘れてしまいましたが、キッチンペーパーを何枚か重ねてドリップしたら、なんとかなりました。
まったりしつつ、夜ご飯の準備をしていると、湖から白鳥が上陸してきました。
志高湖には昔から白鳥が住んでいて、全然人になついていません。
草を食みながらジワジワとこちらに近づいてきます。
こちらに対して無関心を装ってはいますが、私が話しかけると動きを止めて様子を伺ってきます。
下手に刺激して襲われても嫌なので、私も無関心のふりをしていましたが、トイレに行きたくなってきました。
人間がいないと分かるとテーブルとか荒したりしそうで怖かったのですが、（連絡はLINEでと言われていたので）管理棟にLINEしても返事がないし、我慢できなくなってトイレへ。
戻ってくると荒された様子もなく、白鳥もいなくなっており一安心。
夕食の支度を進めます。
今回、セカンドストリートで購入した焚き火ストーブを導入しましたが、炭火には向いていませんでした。
最初は二次燃焼という煙の成分まで燃やしてくれる燃え方で一気に火力がでるのですが、炭が溜まってくると空気口が燃え切らない炭で詰まってしまって火力が上がらなくなります。
ステーキを焼くときに火力が弱くて少し硬い焼き上がりになってしまいました。
このタイプは薪かペレットがいいみたいです。
食後のお茶を沸かすため、炭を掃除して仕切りなおすと火力が復活しました。
動物の森の夜はうるさい
日が落ちてきて、夜を迎えます。
志高湖はキャンプ場より先に国立公園という側面があり、周囲を森で囲まれています。
鹿や猪といった野生動物がたくさん住んでいるようです。
森の奥から女性の絶叫のような鳴き声が聞こえたり、白鳥がまたやってくるし、なんだか落ち着かなくて消灯時間の22時を待たずしてテントの中に入りました。
ブログを書いたりスマホをいじったりして22時に寝てみましたが、5分おきに池の鯉が「バッシャン！」と飛び跳ねるので全く眠れず。
耳栓を忘れたのが痛かった・・・
4時半くらいから外が明るくなってきたので、早々にテントを飛び出してお湯を沸かしてお茶を飲み、6時前にホットサンドを食べました。
食後は湖越しに由布岳が見える絶景ポイントに椅子とコーヒーセットを持っていってチェアリング。
この後、残飯整理のために2度目の朝食を食べたらすることがなくなってしまい、レイトチェックアウトを捨てて9時過ぎには志高湖を後にしたのでした・・・1170円損した・・・
もっとシンプルなキャンプにしたい
後輩君とキャンプに行くときは、私がテントや寝袋を預かっているので荷物が多かったのですが、ソロキャンプでも荷物はあまり減らなくて、テント回りもごちゃごちゃしてしまいます。
いつか自転車でバイクパッキングも夢見て、安くてコンパクトを基準にキャンプギアを買ってきましたが、結局、100均のテーブルは調理には心もとなくて別のテーブルと併用しているし、クッカーに鉄板にホットサンドメーカーと、調理器具も増えてしまいました。
物が増えるとテントまわりがごちゃつくし、後かたずけが面倒です。
テーブルは、それなりの大きさのものを1つにするとか、調理器具も汎用性の高いものを少なく持つ方がよさそうです。
また、細々したものを袋に入れて整理しているのですが、すべての袋が煙で臭くなってしまうのもストレス。
扱いやすい布製のバッグではなくプラスチック製のコンテナを愛用する方が多い理由は、匂いがつきにくいからかもしれませんね。
蓋をしておけば中の物にも匂いがつかないだろうし、サイドテーブル代わりにもなるし。
食事の量も少なめでいいですね。
一度キャンプ場に入ってしまうと買い出しが面倒なので、ついつい食材を多めに持って行ってしまいますが、キャンプ場はゴミを捨てられないところが多いので、作りすぎると食べきるために必死になって心に余裕がなくなります。
この日も本当は、おやつにスイーツ的なホットサンドを作る予定でしたが、お腹がいっぱいで作れませんでした。
ちょっと物足りないくらいにしておいて、最悪、予備のインスタントラーメンを食べればいい、みたいな感じがいいかな。
準備や後かたずけが面倒だとキャンプ自体が面倒になってしまうので、なるべくシンプルなキャンプを目指したいと思います。
ただ、一人はやっぱり寂しいですね。
