シナプスです。
安全に対するサイクリストの意識向上から、最近はデイライトを点けているサイクリストも増えました。
TREKによるとデイライトを点けることで、被視認性が2.4倍向上し、事故に遭う確率が33%減少するそうです。
自転車と車の事故原因の多くは「発見の遅れ」らしいので、自分の存在に気付いてもらうことは重要です。
私も昼間のライドのときは、フロント、リアともに点滅モードでライトを点けるようにしています。
私はキャットアイのVolt400をハンドルの下側に取り付けていますが、点滅させるだけならバッテーリーもほとんど減りません。
その割にハンドルのスペースを占有されるのでオーバースペックだなぁと感じていました。
と、それっぽい前置きを書いてみましたが、今回「RAVEMEN」というライトメーカーから「FR160」という製品の提供案件をいただきました!
- RAVEMEN FR160
- サイクルコンピューターに重ね付け
- アウトフロントマウントの下側に取り付けてみた(吊り下げてみた)
- サイコンマウントに直付けできるライト
- 実用的かつ工夫次第で色々と楽しめそうなライト
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RAVEMEN FR160
スペックはこんな感じ。
・ハイ(50ルーメン):4時間
・ミッド(25ルーメン):6.5時間
・ロー(10ルーメン):13.5時間
・警告点滅(160ルーメン):5.3時間
・ラピッド点滅(25ルーメン):12.5時間
・ゆっくり点滅(50ルーメン):8時間
防水規格はIPX6とのことなので十分な防水性能が期待できます。
FR160という名前なのでメーカーのオススメは160ルーメンのラピッド点滅なのでしょうか。
パッケージの中身は本体、充電ケーブル、説明書、保証書、映ってないけどユーザー登録を促す紙が入ってました。
はやる気持ちをおさえて、まずは充電。
本体側はUSB-C。
写真は、わざとカーテンを閉めて撮影しました。
スイッチが黒っぽい半透明素材なので明るい場所だと充電中の点滅が非常に見づらいです。
まあ、それほど困らないけど。
充電後、おそらくメインの使い方になりそうな点滅モードを比較してみました。
雨天や夕暮れ、夜間なら警告点滅でアピールしたい。
晴れた日のデイライトならラピッド点滅でも十分かな。
本体横側までライトが回り込むように配置されているので、真横の車に対してもアピールできそうです。
ゆっくり点滅(カタログスペックでは8時間)で一晩放置してみましたが、7時間経過しても光り続けていたので、ランタイムも信用できるのではないかと思います。
サイクルコンピューターに重ね付け
このライトの最大の特徴はサイクルコンピューターに重ね付けできること。
サイコンに重ね付けする事でハンドルを占領されることなくスマートにライトが装着できるというわけです。
標準で付属マウントはGarmin用。
私のサイコンはBrytonなので最初はレビューを断ろうかと思ったのですが、調べてみるとGarminマウントにBrytonのサイコンはつくらしいので受けました。
(ブライトンのマウントにガーミンのサイコンはつかない)
というわけで早速取り付け。
程よい硬さでガタつきもなくセンターでカチッと止まります。
ほぼ純正といってもいいフィット具合ですが、一応、メーカー非推奨な使い方だと思うので試される場合は自己責任で。
WahooとBryton用の交換用アダプターは別売りされていますので完璧を求めるブBrytonユーザーの方はアダプターもセットで購入されてもいいでしょう。
ただAmazonのレビューによるとBrytonのアダプターは逆に緩すぎるみたいですね。
(追記)Brytonアダプターは供給されなくなった模様。
手持ちのアウトフロントマウントのアダプターをGarmin用に交換して取り付けてみました。
サイコンと重ね付けすると目立たないし、ハンドルにライトをつけなくていいのは気持ちがいいです。
私のサイコンは分厚いので少し厚みが出てしまいますが、薄いサイコンやレックマウントのようにサイコンを低い位置に(ステムとツライチになるように)装着できるマウントなら、もっとスッキリ見えると思います。
アウトフロントマウントの下側に取り付けてみた(吊り下げてみた)
もう一つ私が試したかったのがアウトフロントマウントの下側に取り付ける方法。
アウトフロントマウントの下側にあるGoproマウントにライトをぶら下げている方は多いですが、ハンドルから突き出たアウトフロントマウントに更に細長いライトを取り付けるのが、私はあまり好きじゃなくて。
しかしFR160ならスッキリ収まります。
ただし、この装着方法だと上下が逆さまになりますね。
となると気になるのが対向車に眩しくならないかというところ。
ライトの形状から想像すると大丈夫そうですが一応暗いところで上下反転させながら壁に光を当ててみると、なんとなく上向きの光がカットされているような?
光り方は指向性のない、周囲を満遍なく照らす感じで明るさもルーメン通りの印象。
やはり視界を確保するのではなく自分の存在をアピールする用途に適したライトでしょう。
上下のマウントはどちらも取り外しが可能ですが、大きさが違うので、一見、入れ替えできないように見えます。
しかしですよ、オス側のマウントに本来使わないはずのネジ穴が4つありますね。
しかもこのネジ穴、メス側マウントのネジ穴にピッタリあうんですよね〜。
ということで、もともと本体の下側についているオス側マウントを本体の上側に取り付けてみました。
裏側のネジがむき出しになるので。
ゴム板を加工して隠してみました。
これで上下逆さまにしなくてもアウトフロントマウントの下に吊るすことができました。
オス側のマウントを本体上部に取り付けた場合、マウントが少し埋まる感じになるので、ライトを取り付けるマウントの形状によっては底上げが必要かもしれません。
メーカーが認めている使い方かどうかは不明なので試される方は自己責任で。
ただネジ穴が準備されてるしなぁ。
(追記)専用品が出たようです。
サイコンマウントに直付けできるライト
サイコンに重ね付けできるということは、サイコンマウントに直付けできるということ。
当たり前のことですが、ググってみてもサイコンマウントに直付けできるライトって意外とないんですね。
サイコンマウントに直付けできれば色々と工夫できそうじゃないですか?
例えばステムマウントを活用すれば、フレームのいろんなところに取り付けられそう。
実用的かつ工夫次第で色々と楽しめそうなライト
明るさ的にナイトライドのメインライトで使用するのは厳しいです。
メーカーも夜間は他のライトとの併用を勧めています。
逆にデイライト、サブライトとして割り切ったからこそ、このような発想ができたのでしょう。(元ネタはfabricのライトみたいですが)
ラピッド点滅なら十分なランタイムですし、スマートにデイライトを装着したいサイクリストにはオススメできる製品です。
値段の割に所有欲も満たしてくれるんですよねー。
(この記事を書いた時点のAmazon価格は3700円の15%OFFクーポンで3200円くらい)
質感も良くて、この絶妙なサイズ感に過不足のない性能。
なんとかして使ってあげたいと思わせてくれる製品です。
サイクルコンピューターに重ね付けできるのはハンドルバーバッグを使っている方にもうれしいのではないでしょうか。
アイデア次第で自分だけの使い方を考えるのも楽しいライトだと思います。
私はアウトフロントマウントの下に吊り下げて使いたいと思います。
(追記)
けんたさんも愛用しているようです。
(追記)
新型出ました。
明るさアップと給電機能がつきました。
バッテリーが弱ってきたサイコンに給電しながら使えるのはいいかも。