シナプスです。
やっと秋が来たと思ったら、日に日に寒くなってきました。
冬装備に不安がある私と後輩君は今のうちにキャンプしておかないと!と焦っており、10月の3連休もキャンプしてきました。
今回は広々としたサイトを貸し切りにできる場所が運よく空いていたので周りを気にせず楽しめそうです。
さらに、もう一人、先輩さんもデイキャンプながら初参戦。
この先輩さん、ブームの前からキャンプを嗜んでいたそうで、雪の中で死にそうになるという上級者が必ずもってそうなエピソードもしっかりお持ちの手練れです。
どんなキャンプスキルが飛び出すのか楽しみです。
手練れキャンパーの心遣い
後輩君のバスが遅れたり、タフトの純正ナビが渋滞する経路ばかり選択したりでサイトについたのは14時でした。
とりあえずタープを張って一息いれることに。
さっそく先輩さんが「そんなことだろうと思ったぜ」と言わんばかりに(言ったけど)サッとウインナー炒めを作ってくれました。
このウィンナーが絶妙。
素朴系のウィンナーに塩胡椒を少し。
この少し強めの塩加減が空腹を直撃してめちゃくちゃ旨かった。
先輩さんが電気ケトルでお湯を沸かして、しばしティータイム。
ポータブル電源という離れ業にぐうの音も出ない初心者二人なのでした。
料理をシェアするという文化
この日の薪はキャンプ場で調達したのですが、すでに割ってある薪でした。
2束買った後、管理人さんが「切った枝がたくさん落ちていると思うから掃除して(燃やしていいよという意味)」と言ってくれたので「買う前に言ってほしかった~」なんていいながら明るいうちに薪拾い。
太い枝もたくさん落ちていたので「買わなくてよかったなぁ」なんて。
しかし、この後、薪に苦労することになろうとは・・・
日も落ちてきて、前日、届いたばかりの焚き火台で焚き火を開始。
ふるさと納税で購入したので絶対間に合わないと思ったのですが2週間くらいで届けてくれてギリギリ間に合いました。
新潟県三条市、いい仕事してくれる。
拾った薪を底に敷いて、買った薪に着火剤でサクッと着火。
その間に先輩さんはガスコンロで調理開始。
これは料理の出来上がりタイミングをズラすことで温かい料理をシェアできるようにという心遣いだと思われます。
そもそも私と後輩君は直前までギアや料理を秘密にしておいて、当日あっと言わせるという楽しみ方をしていたので料理をシェアするという文化がありません。
一口、二口シェアして感想を言い合うのみでした。
そして出てきた料理がこちら。
なんたるシャレオツ、そしてちゃんと旨い。
チーズが溶けてしまった後は、生の米を投入してリゾットを作ると。
「1時間くらいかかると思うよ」と。
つまり「その間に君たちが料理すればちょうどいいでしょ」ってことだなと理解した初心者二人、料理を開始します。
ただシェアするだけじゃない、完成のタイミングをズラす。
これが上級者か・・・
私はバイキングの西村がテレビでやっていたひき肉とトマトとチーズで簡単に作れるグラタン風を真似したのですが、トマト缶を入れ過ぎていつものトマトスープみたいになってしまいました。
後輩君は「料理しない」実験をしており冷凍のシュウマイを温めただけ。
と言いつつレンチン用の冷食をスキレットで焦がさずに温めるのに苦労している様子でした。
そして先輩さんも、もう一品「肉巻きみたらし団子」
なかなかチャレンジングな料理で先輩さんは「もう一歩かな」と言ってしましたが、私は甘じょっぱい味がとても気に入りました。
次は自分でやろうかな。
このあとステーキを焼いてリゾットもいただいて、お腹いっぱい。
私も後輩君も、まだ食材を使い切れていないので「夜中になったらお腹がすくよね」とお互いを励まし合いながら焚き火と談笑を楽しみました。
薪が燃えない
長い食事の後は焚き火タイムなのですが、夜露で薪が湿ったのか、なかなか燃えなくなりました。
直接地面に置いていたのが悪かったのかもしれません。
拾った薪どころか、買った薪まで燃えにくくなってしまい、燃えても細いので熾火にならず、炎を保つために薪が減っていきます。
朝は寒いから薪を残しておかなと・・・ということで、燃えにくい拾った薪で買った薪を節約。
もう一束買っておけばよかった・・・
しかし私と後輩君がトイレに行っている間に、先輩さんが細い木を積み重ねて力技で炎をあげてくれていました。
ランタンの電池が切れる
ふと気が付くと私のランタンが暗くなっていました。
これまでの感覚だと、まだ電池はもつはずなのに・・・電池を入れっぱなしで保管していたせいでしょうか。
今は先輩さんが電源から明るいライトで照らしてくれているのでいいですが、先輩さんが帰った後、森の中でライトがないのは死活問題。
他のランタンを全部消して節約します。
先輩さんがいなかったら、薪とライトを節約する悲しいキャンプになっていたかも。
夜10時。
少し小腹が空いてきたので私のエビとマッシュルームのガーリック炒めを。
ここで先輩さんは帰路に。
私と後輩君がテントに入る頃には12時を回っていました。
私のバゲットと後輩君のレトルトコーンスープでいい感じの朝食。
のはずでしたが、私は舞茸を、後輩君はジョイフルハンバーグを余らせていたので、こちらも無理やり食べました。
冬キャンにも挑戦したいが夜の森は怖い
やっぱりキャンプは楽しいですね。
うまくいかない事も、それはそれで、いい思い出になります。
おじさん3人が焚き火を囲んで、仕事の話や人生の話ではなく「なぜ薪が燃えなくなったのか」「残りの薪で、どう乗り切るか」「次回のキャンプ飯をどうするか」
そんなことばかり喋ってて、まるで子供みたいだなと笑えてきました。
昨年の11月のキャンプで寒さに凍えた経験から、一応、冬用の寝袋と防寒着は買ってありますが、夜の森は怖いですね。
この日も先輩さんが「トイレに行く途中に鹿と猪がいた」と言っていましたし、静かになると動物の気配を感じてしまいます。
実はテントに入る前にナイフを護身用に持ち込みました。
後輩君には気休めにノコギリを渡して。
後輩君は冬装備がないから「次が今年最後」と言っているし、先輩さんは忙しい人なので「しばらくデイキャンプしか無理かな」とのこと。
ということは夜は一人ぼっちか。。。
寒いとそれだけで不安になるし。。。怖くてやらないかも。。。