シナプスです。
お盆休みにプライムビデオで「ロンドン・エディンバラ・ロンドン」という自転車ドキュメンタリーを見ました。
ロンドン・エディンバラ・ロンドン
ロンドンとエディンバラ、往復1400kmを自転車で走る大会のドキュメンタリーです。
ロンドン・エディンバラ・ロンドン - Prime Video
制限時間は5日間なので、1日300kmは走らないといけない過酷な大会です。
美しい景色と走る喜び、参加者の隠された思い、出会い、そして感動のゴールシーン。
そんなストーリーを期待していたのですが、サイクリングの映像は少なく、インタビューが中心の構成でした。
しかもインタビューのチョイスが苦しいものが多い。
参加前の不安から始まり「脚が痛い」「あまり寝れなかった」「参加したことを後悔している」「もう自分の名前も分からないよ(苦笑い)」などなど。
大会中に知り合って一緒に走ったりとか、楽しそうにペダルを回している人はあまり登場しなくて、休憩所で疲れた顔で食事をとる人や、机につっぷしている人がよく映っていました。
ゴールしても「よっしゃー!」みたいな雰囲気はなく、淡々とした編集になっていて「なぜ人は挑戦するのか」という哲学的な味付けに思われました。
もうちょっと楽しいシーンがあってもいいと思いましたが、良質な自転車ドキュメンタリーなので、サイクリストの方は興味深く見ることができると思います。
トータルで54分と長くないので見やすいですね。
この大会のWEBサイトを見てみたら、日本語のFAQが用意されていました。
日本語 | London Edinburgh London
ドキュメンタリーに登場した日本人の方は英語が喋れる方だったので現地の人かと思っていましたが、わざわざ日本から参加される方がいるということですかね。
14インチのミニベロで北海道を一周する自転車YouTuber B4C
「ロンドン・エディンバラ・ロンドン」も良かったですが、私が大好きな自転車YouTuber「B4C」も負けてません。
ミニベロで北海道を一周する「北海道一周するまで帰れま10」という企画で毎日動画を更新しているのですが、このミニベロが14インチという小径車なうえに変速なしという完全街ブラ仕様。
お尻が痛くなるからとサドルに座布団を括り付け、毎日動画をアップするためにノートパソコンまで持ち歩いています。
1日の走行距離は120~150kmで、時間制限もないとはいえ、並のサイクリストからしたら、かなり過酷なんじゃないのかな・・・
総走行距離は3000km近いみたいだし、補給も行き当たりばったりだし。
しかし当のB4Cに悲壮感は一切ありません。
お昼は道の駅なんかで名物を食べますが、夜はいつもの牛乳とかりんとう。
アライグマに襲われたり、クマが出たりとネタにも困りません。
チェーンオイルが切れてペダルが回らくなったときは、キックボード状態で2時間かけて街に着いたあげく、スーパーでオリーブオイルを買ってチェーンに塗ってしまう適当ぶり。
「やっぱりチェーンに塗るなら、エクストラバージンの方がええやろ」
こんな名言は「ロンドン・エディンバラ・ロンドン」では絶対に聞けないでしょう。
この後も本人より自転車がボロボロになってきて、修理しながら旅を続ける感じがハラハラして楽しい。
うまく脚色して編集したら、こちらもドキュメンタリー番組にできるのでは?
私もドMになりたい
「ロンドン・エディンバラ・ロンドン」の参加者もB4Cも、常人から見たイカれ具合はいい勝負でしょう。
マウンテンバイク乗りがSNSで「ロード乗りは辛いことしかしない」と揶揄していましたが、ロングライドもヒルクライムも、本人が望んでやっていることなので大きなお世話ですよね。
そんなドMな皆さんが日々精進しているときに「平坦50km、夏はシーズンオフ」と楽してばかりの私は永遠に貧脚のままでしょう。
中止になってしまったツールド国東ですが、最初は95kmのコースでエントリーしてました。
もし開催されることになったら、70kmのコースにエントリーしようかなと思っています。
今となっては大会という慣れない環境で限界ギリギリの距離を走るのは怖いなあと。
ああ、私もドMになりたいなぁ。