シナプスです。
突如として高まった私のインドアトレーニング熱。
Zwiftのトライアルが終了してしまったので、けんたさんの動画で興味を持っていたバーチャルサイクリングアプリ「Wahoo RGT」を試してみることにしました。
Wahoo RGT
バーチャルサイクリングアプリを提供していた「RGT Cycling」をWahooが買収して誕生したのが、この「Wahoo RGT」ということみたいです。
まだ日本語対応はされておらず、アカウント作成から全て英語ですが、UIが分かりやすいので、それほど迷うことなく始めることができました。
ログインしたら、いきなり「JUST RIDE」も選べてしまうのですが、まずはスマートトレーナーが認識されないと何も始まりません。
ワフー以外のトレーナーでも使えるのか、という懸念もありましたが「MENU」から「SENSORS」を選ぶと既に認識されていました。
表示されているスマートトレーナーの「POWER」のスイッチをONにすればOKです。
ここは少しわかりにくかった。
そのまま「MENU」の「MY ACCOUNT」からFTPや体重を入力したり、「EDIT INFO」で性別を入力したり「LINKED ACCOUNT」でSTRAVAと連携させれば、Zwiftと同じようにバーチャルライドを自動でアクティビティにアップロードしてくれるようにもできます。
ここまでやればライドは可能なのですが、やっぱり自分の分身であるアバターをかっこよくキメたいですよね。
「MENU」の「EQUIPMENT」から、ウェア、バイク、ヘルメット、サングラス、アバターを変更することができます。
Zwiftと違って、最初からそれなりのアイテムから選ぶことができます。
ただし、ウェアはZwiftのようにカジュアルなデザインのウェアはなくて、レースっぽいデザインのものしかないのが残念。
バイクは「8BAR」というブランドのカラフルなバイクをチョイス。
バイクが派手なので、ウェアは暗めの色で統一してみました。
「8BAR」はドイツのブランドみたいですが、実車もとってもおしゃれ。
ただ、調べてみた限りでは、本来はピストバイクみたいですね。
他のバイクもCANYONやBMCといったヨーロッパのバイクばかりでCannondaleやTrekといったアメリカのバイクは1台もありませんでした。
ゲーム内で条件を満たせば、選べるウェアやバイクが増えていくのかな?
グラフィックはキレイだけど殺風景
アバターをキメたら、いざ実走。
目的なくダラダラ走っても飽きそうなので「WORKOUTS」を試してみることに。
無料で試せるワークアウトは少ないですが「RIAK FTP BUILDER」が、きつくなくて変化もあって楽しめそうだったので試してみました。
ワークアウトで使うコースは選べないらしく、このような夜の街になりました。
ペダルを回してみたものの、最初のウォーミングアップがぬるくて長そうだったので物足りず。
今回は色々試したいので、早々にスキップして「JUST RIDE」で無料のコースを走ってみました。
2つある無料のコースのうち、登りの少ない方をチョイス。
グラフィックはZwiftよりもリアル志向。
ただ、ちょっと殺風景かな。
グラフィックのレベルは3段階で選べるのですが、第5世代のiPad Miniだと最高画質にするとフレームレートが落ちて動きがカクカクしてしまうようでした。
そして何よりも音が小さすぎる。
一応、他のライダーのロードノイズがあるのですが、アプリ起動時の効果音に比べて圧倒的に音量が小さいので、iPadのボリュームをMAXにしないと聞こえない。
Zwiftのように木々のざわめきや水の音、観客の声なども何もないので、ちょっと寂しい感じです。
これは、けんたさんも指摘してましたね。
私の選んだ、このコース。
25kmしかないので1時間くらいでサクッと走り終わると思っていたのですが、前半の平坦に見える場所も数%の登りになっていて微妙に速度がでない。
1時間たっても半分くらいしか進んでなくて「こんなので2時間かかる?」と不安になりました。
後半は下り基調だったので、最終的には1時間20分で走り切ることができましたが、序盤の焦りもあってか、距離の割には結構疲れました。
私のような貧脚には、ちょうどいいコースですね。
試しに、もう一つの無料コースをチラ見してみましたが、こちらの方が湖沿いで景色が良さそうです。
Zwiftよりもゲーム性は低いが、無課金派には十分な内容では
Wahoo RGTのコースは選んだコースを周回するだけなので、Zwiftのように広い仮想空間を縦横無尽に走る楽しさはありません。
また走行距離で経験値やゲーム内通貨を貯めてウェアやバイクを揃えていくような楽しみもないので、単純なバーチャルライドアプリとしてはZwiftの方が上でしょう。
イベントも、時間帯のせいもあるかもしれませんが、どれも参加人数が1桁でした。
ただしZwiftと違ってトライアルできる距離に制限がないので、月に数回、雨の日や時間のない日にインドアでペダルを回せればいいというユーザーには十分に利用価値はあるでしょう。
一部の紹介記事では「Wahoo RGT Remote」という、おそらく「Zwift Companion」的なアプリも必要、と書かれていましたが、単純にライドやワークアウトをするだけなら「Wahoo RGT」だけで可能です。
このWahoo RGTは「Wahoo Systm」というトレーニングアプリとセットで「Wahoo X」というサブスクリプションになっていて、両方合わせて月額1800円という価格設定。
さらに1年分払うと3割ほど安くなる料金プランもあるので、バーチャルライドよりもトレーニングを重視する方は検討の余地があるのかもしれません。
先に「Wahoo X」でアカウント登録すれば、Wahoo RGTを含む「Wahoo X」のフル機能を14日間試せるようです。
私は外を走れない日にインドアでペダルを回すことで「休日なのに乗らなかった」という罪悪感を消したいだけなので、無課金で十分。
「Zwift」の無料の25km(実はもっと走れる)と「Wahoo RGT」の無料コースを組み合わせれば、なかなかに充実した無課金バーチャルライドを楽しめるのではないでしょうか。
(追記)
別の日に試したら、この日の2コースは有料になっていて、別の2コースが無料になっていました。
無料開放されるコースは定期的に入れ替わるようです。