シナプスです。
企業からの依頼をうけてSNS等で商品やサービスを宣伝する「案件」と呼ばれるお仕事。
報酬は金銭以外にも「商品を無償提供するのでレビューして欲しい」というケースもあり、自転車ブログでも時々そういう記事を見かけますね。
企業から商品を無償で提供してもらえるなんて一部のインフルエンサーの特権であり、私のような弱小庶民社畜ブロガーには無縁のことだと思っていたのですが・・・
なんと「CHROME」さんから「Panaracer とコラボして作ったシューズをレビューして欲しい」というご依頼をいただきました。
断る理由なんてどこにもありませんので仕事そっちのけで承諾の回答を送信し、商品のことを調べたりしてました。
それにしても自転車ブログランキング80位前後(執筆時点)に過ぎない私のブログがなぜ選ばれたのか・・・
「シナプス様のBLOGがCHROMEが新たに伝えたいイメージと一致しており」とのお言葉をいただいたのですが、もしかしたら、こちらの記事を偶然見ていただけて「うちのスニーカーならもっと快適に乗れるのに」と思っていただいたとか?
- オシャレな自転車アパレルブランド「CHROME」
- GRAVELKINGを擁する「Panaracer」
- CHROMEとPanaracer がコラボしてスニーカーを作っちゃった!
- 全天候型アーバンバイクスニーカー 「KURSK AW」
- 次回:KURSK AWでビンディングペダルを踏んでみた
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オシャレな自転車アパレルブランド「CHROME」
「CHROME」といえばスタイリッシュ、かつ、サイクリスト目線のバッグやシューズをリリースしていることで有名なブランド。
サイクリングだけでなく普段使いも十二分に考慮されたデザインと機能性を備えていており、ストリートを颯爽と駆け抜けるサイクリストが身につけているイメージがあります。
GRAVELKINGを擁する「Panaracer」
一方の「Panaracer」は高品質な自転車アイテムを提供している自転車用品メーカー。
フロアポンプやタイヤレバーは定番商品ですしタイヤパウダーやバルブコアツールは私も愛用していますが、やはり一番はタイヤでしょう。
昨今のグラベルブームとワイドタイヤ化を受けて舗装路も未舗装路も快適に走れる「GRAVELKING」は、ロードバイクタイヤの大定番となっています。
私もニューホイールと一緒に買いました。
CHROMEとPanaracer がコラボしてスニーカーを作っちゃった!
そんなCHROMEとPanaracerがコラボして作られたスニーカーがこちらのシリーズ。
CHROMEのサイクリスト向けスニーカーのソール部分をPanaracerが担当。
タイヤ製造で培った技術を注ぎ込んでグリップ力と耐久性を高い次元で両立した、ということみたいです。
全天候型アーバンバイクスニーカー 「KURSK AW」
どの商品を提供いただけるかはCHROMEさんのご判断。
届いたのはシューレースタイプのスニーカー「KURSK AW」でした。
正直、ビンディング対応の「KURSK AW PRO」を期待していたのですが、やはりこれは「うちのスニーカーで無理矢理ビンディングペダルを踏んでみよ」ということですね!(多分違う)
デザインは文句なし
CHROMEさんからのご依頼は「ソールのグリップ力と耐久性を評価して欲しい」というものでしたが、そうはいってもスニーカーは見た目が重要。
ただ、あのCHROMEのスニーカーですから。
お洒落じゃないはずがない。
いやぁ、かっこいい。
奥さんの評価も「カワイイ」と上々。
サイクリストのための機能も満載
自転車用のシューズは夜でも車からの視認性を高めるためにリフレクターを装備していることが多いです。
もちろんKURSK AWにも搭載されていて、シューレース自体に反射素材が編み込まれています。
そして踵にも。
KURSK AWはシューレースタイプのスニーカーですが、靴紐がブラブラしているとギアに靴紐が巻き込まれる危険性があります。
そのような事故を防ぐため靴紐をまとめるゴムバンド(シューレースガレージというみたい)がついていてシューレースをスマートにまとめることが可能。
シューレース自体がしっかりしていて蝶々結びが広がりやすいこと、リフレクターが水玉模様にも見えてカワイイ感じになりやすいことから、個人的には男性の場合は自転車に乗らない時でもシューレースガレージを使った方がカッコよく履けるのかな、という気がしました。
さらにKURSK AWの「AW」は「オールウェザー」を意味しており、雨天時のライドにも対応できる機能も追加されている模様。
靴底とアッパー部分を繋ぐラバー素材のテープを高くして深めの水溜りでも浸水しにくくしていたり。
ベロ(シュータン)の部分からの浸水を防ぐためにベロの一部とアッパーをつなげていたり。
手の込んだ細工が施されています。
シューレースもナイロンぽい素材なので水を吸ってもすぐに乾きそうですね。
流石に完全防水ではないと思いますが、この自然な生地感でどこまで雨を防いでくれるか。
雨の日に履いて試してみたいと思います。
歩き心地も上々
自転車スニーカーはペダリング効率を上げるためにソールが硬く作られているそうです。
なので多少の歩きにくさは覚悟していましたが、試しに近所のコンビニまで歩いてみたところ、インソールのクッションがしっかりしているので快適に歩くことができました。
適正サイズでシューレースをしっかり締めていることもあり、普段履いているスニーカーよりも歩きやいくらい。(普段履いているスニーカーは脱ぎ履きしやすいように靴紐を少し緩くしているので)
フラットペダルでの踏み心地
個人的なメインイベントはビンディングシューズを踏むことですが、流石にメーカー想定外の使用方法だけでレビューするわけにはいかないので、フラットペダルの通勤用自転車で自転車通勤に使ってみました。
「ソールが硬い方がペダリングの力が逃げない」なんて話は、正直、体感できる程ではないと思っていたのですが・・・
平坦な道を軽く踏んでいる時はあまり違いを感じませんが、加速時や立ち漕ぎした時に効果を実感。
普段のスニーカーだとじわっと力が伝わる感じがするのに対し、KURSK AWの場合はすぐにペダルが反応する感触がありました。
走りに違いがでるかどうかは分かりませんが、気持ちよさはかなりアップしますね。
ソールのグリップ力をテスト
サイクリストが嫌いなものワースト5に入りそうな「濡れたマンホール」を踏みしめてみました。
体重を乗せない状態だと少し滑るのですが体重を乗せるとぎゅっとグリップしてくれます。
滑るスニーカーだと体重を乗せるほどに滑って怖いイメージがあったので、何だか不思議でした。
ツルツルのコンクリートでも実験してみましたが、結果は同じ。
体重を乗せると滑らなくなる。
前述の通りソールを硬く作る必要があるので、グリップ力を発揮するためにある程度の圧力が必要なのはしょうがないところでしょう。
ただ、新品状態でのテストなので、ソールが少し削れてくると、もっとグリップする可能性はありますね。
当然ですが、ペダリングに必要なグリップ力は十分に持っています。
使い古した通勤用自転車のペダルでも、しっかりとグリップしてくれました。
濡れたマンホールは、ペットボトルに水を入れて持っていき、マンホールにかけては踏むを繰り返して撮影していたので、通行人がいたらかなり怪しい行動に見えたと思います。
滑って転んでも私もCHROMEさんも責任は取れないと思いますので、たとえKURSK AWを履いていたとしても濡れた金属にはご注意ください。
サイズ感
通常モデルのKURSKは少し大きめとのレビューが多かったので、普段履きのスニーカーと同じサイズでお願いしたところ、ぴったりでした。
気持ちの良いフィット感を保ちつつ、ベロも短く踵も浅めなので、シューレースをそれなりに締めていても、靴紐をほどかずにギリギリ脱ぎ履きできました。
普段着サイクリングに最適なスニーカー
普段着にマッチするスタイリッシュなデザインでペダリングも快適。
シューレースガレージや少々の雨にも耐える全天候性能など、サイクリストに必要な機能もバッチリ備えているシューズだと思います。
お値段は税込み12100円。
通勤や通学、街乗りでしか自転車に乗られない方でも、ただの移動ではなく自転車を楽しむ時間にしたい方なら検討の余地は大いにあると感じました。
私もこれからの自転車通勤にはKURSK AWを使います、というか既に愛用中。
カラーバリエーションは3色ありますが、個人的にはやっぱり黒かなぁ。
スリッポンタイプの「DIMA 3.0」はカモフラ柄も捨てがたいですね。
次回:KURSK AWでビンディングペダルを踏んでみた
長くなってしまいそうなので、ビンディングペダル編は別記事にしたいと思います。
社畜の性でしょうか、しばらく雨も降らなさそうなので水をかけてみたり、あれこれやりたくなってしまいました。
そちらも記事にしたいと思います。
(追記)
ビンディングペダル編をアップしました。