シナプスです。
1月12日から2月8日かけて、Zwift最大のイベント「Tour de Zwift 2020」が開催中です。
全7ステージを完走するとZwift内のアイテムが貰えるみたいです。
多くの人が参加できるよう配慮されているようで、同じコースを走るイベントが1時間おきに開催されていたり、各ステージの距離も短めで参加しやすくなってます。
もちろん私も7ステージ完走を目指して参加しています。
前回の100kmライドリタイヤでZwiftを舐めすぎていたと反省した私は、靴を履くことにしました。
ハードコート用のテニスシューズですが、最近はオムニコートでしかテニスしないので、底を綺麗に拭き上げてZwift用にしました。
Stage1:London
ますはステージ1のグループライド。
せっかくなので、一番人数が多くなりそうな開始早々の時間帯で参加。
カテゴリーAでも46kmくらいだったので、せっかくだから人数が最も多い「A」にエントリーしました。
通常、カテゴリーAは速い人が参加するものなのですが、公式サイトに「グループライドは好きなペースで走っていい」と書いてあったのを真に受けたのが間違いでした。
これだけライダーがいると処理落ちするんじゃないかなと心配してましたが、案の定、スタートと同時に処理落ちまくり。
そしてみんな速い。
もみくちゃにされながらガンガン抜かされて、わけがわからないまま、あっというまに10kmくらい走ってました。
10km~18km:出会い、そして、別れ
10kmあたりで一人ボッチになったのですが、後ろから来たニールセンさんとペースが近く、並走することができました。
いい感じで引っ張ったり引っ張られたり。
このまま一緒にゴールしたいな、そう思っていたのですが・・・
突然、ニールセンさんが謎のダッシュ!
どうやらコースの途中にスプリント区間が設けられているらしく、スプリント区間のタイムが記録されるみたいでした。
私はそんなこと知らなかったので「私と走るのが嫌になったのかな・・・」とへこみました。
しかしその後、ニールセンさんが立ち止まってしまい、私が抜いた後も動いてなさそうでした。
20km~30km:新たな出会い
ニールセンさんと別れた後、またまた後ろから追いついてきたデイビスさんが、ちょうどいいペースだったので、ついていくことに。
順調に距離を稼ぎますが、30kmを過ぎたあたりから徐々に登りになってきました。
きつくなっていく勾配。
少しゆるくなったと思ったら、またきつくなります。
こいでもこいでも進まない。
スピードを見ると時速4キロしか出てません。
Zwiftを始めたばかりの頃・・・
右も左も分からず適当に走っていた時に、坂道を軽いギアでゆるゆると登っていたら、ジョギングしている人に抜かされてびっくりしたことを思い出しました。
(Zwiftには自転車だけでなくZwift Runというランニングバージョンもあるのです)
切ない記憶とともにペースダウン。
デイビスさんにも置いていかれて孤独と疲労が急激に襲い掛かってきました。
~ゴールまで:貧脚殺しの登山ルートと小さなプライド
この時、私はまだ気が付いていませんでした。
この後ゴールまでずっと登り続けるハメになることを・・・
まだコースも覚えてないし、マップの見方もいまいち分かってないので、事前にどこを走るのかよく分かっていませんでした。
なんとゴールは山の頂上にあるのでした。
最後の最後に登山ルートだなんて・・・
この時の私を支えていたのは「ここで諦めたら今までの苦労が水の泡になる」その想いだけでした。
復活したらしいニールセンさんにも抜かされました。
それでも残り10kmを切ると「あとたった10km」と思えて少し希望が見えてきました。
ギリギリで走っているのは私だけではないらしく、少しづつ前のライダーに追いついてきました。
残り5kmを切ると「たぶんいける」と思えて気力が湧いてきました。
私に追いつかれたピーナッツという方ともう一人、3人のかたまりでゴールを目指すことに。
そしていよいよゴールが目視できる距離になると、二人のペースが少しだけ上がったような気がしました。
それを感じた私は「せめてこの二人よりは先にゴールしたい」と思ってしまいました。
しかし残された脚力ではスパートできるのはせいぜい300m。
それまで何とか食らいついていきます。
時速4kmでの駆け引き。
残り300mで飛び出した私は、迫りくるピーナッツさんをギリギリで振り切ってゴール。
今までで一番きついライドでした。
途中経過を見た感じ、おそらくアクティブなライダーは2700名くらい、そして遅れて参加した人やリタイヤした人も一定数いるので「まじめに参加した」ライダーの中では最下位くらいだと思います。
トップ勢はなんと1時間で走り切っているようなので、私との差は1時間ということに。
そんなにも違うのものなのか・・・
改めて自分の実力を思い知らされたとともに、次からはカテゴリーBで参加すると決意したのでした。