ウェ~ス。
シナプスです。
先日、ロードバイク購入に合わせて購入した掃除用品を試すべく、自転車のチェーン掃除をしました。
といっても掃除をしたのはSYNAPSEではなく、通勤用マークローザホリゾンタルです。長いのでマーホリと略しますね。
ちなみに、このマーホリ、二代目でして。
先代は無灯火の自転車に突っ込まれて後輪をやられ、歩道に飛び出してきた車に前輪をやられ、最後は交差点で右折してきた車に前輪を轢かれて力尽きました。
私が死んでない上にトラウマにもならずにロードバイクを始められているのは、ひとえに私の危機回避能力の賜物ですが、そもそも二回も車に轢かれてる時点で、ひどい乗り方をしていたのかもしれません。
掃除をするために、改めて二代目マーホリを見ると、雑に扱われることを想定した工夫がなされていることに気づかされました。
まずはフロントギア。
チェーンが外れて落ちないようにギアの両側から、ガッチリ、ガードされています。
そしてデリケートなリアディレーラー。
頑丈な鉄のパイプで変速機をガードしています。
ハブダイナモのLEDライトや、パンクしないタイヤに目がいきがちですが、このようなトラブルを回避する工夫あってこその扱いやすさなのですね。
ロードバイクに乗らなかったら、当たり前のものとして見過ごしていたと思います。
それでは、一年以上、洗っていないギトギトのチェーンを掃除していきましょう。
まずは、表面の汚れを拭き取っていきますが、よく自転車整備の記事で「ウェス」という単語がでてきますよね。
言ってみれば布のことなので、「ウェス?ただの布でいいんでしょ?布、でよくない?」と思っていました。
おしゃれな言い方をしているだけだと。
ただ、余っている布的なものはなかったので、ネットでおすすめされていた「ワイプオール」というのを買っていました。
一枚取り出してみましたが、キッチンペーパーくらいの厚みの紙にしか見えません。
本当に大丈夫?半信半疑でチェーンを拭いていきました。
確かに破れる気配はありません。
表面のギトギトをなんとなく拭き取ったので、チェーンクリーナーを吹きかけていきます。
新しく買ったのは勿体ないので倉庫に放置されていたこれを使いました。
クリーナーを吹きかけて、チェーン用のブラシでゴシゴシしていきます。
ある動画で、反対側のブラシでチェーンの間も掃除したらいいと言っていたのですが、毛が硬くて入りません。
斜め45度からグサグサと突き刺すとやりやすいです。
ギアも3面ブラシで挟み込んでペダルを回して掃除しました。
一通りゴシゴシ、グサグサして水で流したあと、「例の紙」で拭き上げました。
濡れた状態のチェーンを拭き、そのままギアを拭き、ギアにガリガリと引っ掛かっても破れません。
むしろ濡れる程に布感が増していく・・・
こいつは・・・
これが「布」ではない「ウェス」の力・・・圧倒的じゃないか・・・
しかしギットンギットンの汚れは想像以上に手ごわく、ピカピカになる前に私の忍耐力が尽きました。
マーホリのチェーンが、ここまでギットンギットンになるのには、チェーンオイルルブリカントも関係しています。
雨の日にも乗るので、かなり粘土の高いオイルルブリカントを使用しています。
納豆並みに糸をひくので、汚れも付きやすいです。
<ワイプオール X70 インプレッション>
一見、紙ですが不織布という「編まない布」で、前述のとおり頑丈です。
レビューにあった「洗って再利用できるくらい」というのも、言い過ぎではないです。
ビニールの袋に入ったタイプもあるのですが、外での作業なので風で飛びにくそうな、箱入りを選びましたが、ちょっと取り出しにくいですね。
ワイプオール自体が切り取り線でつながっているうえに、半枚ずらしで二枚が交互に出てくる仕組みになっていることが、切り取りずらさに拍車をかけています。
ビニールの袋タイプをティッシュケースに入れたりして工夫したらいいかも。
次に買うときは試してみよう。
<AZエーゼット 三面チェーンクリーニングブラシ インプレッション>
3面を同時に洗えますよ、と。それ以上でも以下でもない感じ。
チェーン専用なら、もうちょっと毛が細かい隙間に入ってくれるとうれしいけど、それだと耐久性に問題が生じてくるのでしょうね。
それにしても手ごわい汚れでした。
こまめに掃除しないとだめですね。