SYNAPSE DISC 105 SE の納車から3週間。
週末を狙うかのように雨が続き、旅行もあったり台風までやってくる始末で、全く乗ることができませんでした。
もともと雨の日に乗るつもりはなかったわけですが、週末が雨だと翌週までの2週間、乗れなくなる。
当たり前のことですが考えていませんでした。
ロードバイクにはフェンダーをつけないのが普通ですが、こうなってくると「フルフェンダー」も検討の余地があるのかも、と思わなくもない。
ネットで検索してみると、フルフェンダーをすすめている動画なんかもありますが、フルフェンダーって、クロモリフレームの方がしっくりくる気がします。
Feather CX+をフルフェンダー化するのが、リーマンライダーの俺にとっての正解だったのか・・・
隣の芝は青く見えるものです。
とはいえ、初めてのロードバイクでフルフェンダーを選択するなんて、当時の私には絶対に無理。そのスタイルに魅力を見出すことができなかったでしょう。
嘆いていてもしょうがないので、フェンダーの購入を検討します。
フロントはフレームがガードしてくれるようなので、とりあえずリアのみ物色。
一番人気は、Zefal というメーカーの スワンロード のようです。
しかし、私は見た目があまり好きになれません。
流線型の、うにゅっとした感じが SYNAPSE のイメージじゃないなぁと。
どうせなら、シンプルにフレームに取り付けるものの方が、潔くていい気がします。
このBBBのフェンダーは少しだけ値段が高いですが、真ん中の溝が水をうまく切ってくれるそうです。
SYNAPSE のフレームには、このフェンダーを取り付けるための、シートステーブリッジという構造がないですが、シートステーブリッジの代わりになる部品がついていて、取り付けられそうです。
ポチる直前までいきましたが、もう一度、フェンダーが必要になるシチュエーションを考えてみると・・・
1. 晴れてるけど地面が濡れている
2. 遠出した先で雨に降られる
私の場合、このどちらかだと思われます。
<1. 晴れてるけど地面が濡れている>
家を出るときはフェンダーが必要でしょう。
しかし、途中で地面が乾いてきて必要じゃなくなります。
その場合でも、BBBフェンダーの場合、フェンダーをつけたまま走るしかありません。
<2. 遠出した先で雨に降られる>
事前に天候を予測して、家を出るときからBBBフェンダーをつけておくしかない。
雨が降らなかったら、無駄にフェンダーをつけて走る羽目に。
特に「2」のケースが、ちょっと嫌かなと思います。
そこで私は第3の選択をすることにしました。
「ASS SAVERS フェンダーベンダー」です。
ASS SAVERS は、お尻を守る、という意味らしいです。
普段は折りたたんでサドルバッグに収納しておき、いざとなったら広げて取り付けることができます。
これなら
1. 晴れてるけど地面が濡れている
2. 遠出した先で雨に降られる
どちらの場合にも対応できます。
ペラペラのプラスチックの割に、いいお値段しますが、注文しました。
しかし、このフェンダー、SYNAPSEにとっては、なかなかの曲者でした。
まさか、取り付けに、こんなにも苦労するとは・・・
まずは普通に取り付けてみると・・・
シートステーブリッジがないので、フェンダーを支えられないようです。
仕方がないので、シートポストにつけてみましたが、シートポストが細すぎて全く安定せず、ズレまくります。
ゴム板を間に挟んで太さと摩擦抵抗を確保すればいいのでは、と思いついて試行錯誤。
しっかり固定することに成功しました。
これで完璧、このゴム板も折りたたんだフェンダーベンダーの間に挟んで携帯すれば・・・
まてよ・・・
「サドルバッグと干渉しないのかな?」
エアロウェッジバッグは重さで下がってくるので、シートポストのほとんどを占領してしまいます。
サドルの位置を、もっと後ろにすればいいのかもしれませんが、今後、サドルのポジションを模索するようになったときに、サドルバッグのためにサドル位置が制限されるのは違う気がします。
ここで私は閃きます。フェンダーはサドルバッグの下に装着するという固定概念に囚われている凡人には、とうてい思いつかない方法です。
「サドルバッグの下がダメなら、上を通せばいいんじゃね?」
サドルバッグが下がってこないように、余っているストラップで固定したりしてみましたが、うまくいきません。
いろいろな考えが頭をよぎります。
・フェンダーベンダーは誰かにあげて、BBBフェンダーを買いなおす。
・フレームバッグを購入して、天候によってサドルバッグと使い分ける。
・サイクルウェアを買えば、ポケットがついているので、もっと小さいサドルバッグでいいのかも。
それでも諦めきれず、のべ1時間の試行錯誤の結果・・・ついに!たどり着きました!
サドルバッグとフェンダーベンダーの併用に成功!
この輪ゴムが心もとないので、もっと丈夫なゴムに変えたいところですが、ひとまずこれで、地面が濡れていても走ることができます。
天才でよかった・・・