シナプスです。
年末年始で仕上げたチューブレスタイヤですが、前輪だけ3日で1barのエア漏れがありました。
考えられる原因は
・チューブレステープに気泡が残っている状態だったのでテープの隙間からエア漏れ
・後からシーラントを追加したときに、シーラントのボトルを振らずに注入したので、シール効果が発揮されていない
の2つ。
チューブレステープの巻き直しとなると全てがやり直しになってしまうので、ひとまずシーラントの入れ替えを行うことにしました。
古いシーラントを抜き取るのにタイヤを外すのは嫌だったので「シーラントシリンジインジェクター」を購入。
早い話が注射器なのですが、届いた製品は病院で見かける注射器よりも一回り大きい注射器でした。
シーラント交換のために前輪の空気を抜くと、タイヤとリムの隙間から少量のシーラントがにじみ出てきました。
バルブコアを外し、インジェクターのチューブをバルブに差し込んで古いシーラントを抜き取ります。
抜き取るときはコックを開放して普通に抜き取りました。
かなり力が必要で、一気に抜き取るとインジェクターが壊れそうだったので、少し抜いてはチューブの先端を液面から離す、を繰り返し。
古いシーラントは30ml程度でした。
次は新しいシーラントの注入。
前日から逆さまにしておいたシーラントのボトルを、さらに念入りに振りまくり、インジェクターに投入。
あまりたくさん入れたくない気もしましたが、調べると32cのタイヤなら30mlが妥当なようだったので、抜き取った量と同じ30mlを投入。
コックを閉じた状態でシリンジをセットしてチューブをバルブに差し込み、コックを開放するとシーラントがチューブを通ってバルブの中に入っていきました。
そのままシリンジを押し込んで全量投入。
空気を入れてホイールをフリフリすれば作業完了ですが、ここである仮説をたてました。
タイヤの空気を抜くときにタイヤとホイールの隙間からシーラントが漏れてくるということは、空気を入れない状態の方がタイヤとホイールの隙間にシーラントが入りやすいのではないか。
ということで空気を入れない状態、2barだけ入れた状態、最大空気圧の4barの状態、の3つの段階でフリフリしました。
実は後輪のシーラントもボトルを振らずに投入していました。
後輪はエア漏れもなく我ながら完璧な状態だったのですが、少しでも憂いを減らすために後輪のシーラントも交換しました。
後輪の空気を抜くと前輪以上にタイヤとホイールの隙間からシーラントが吹き出てきました。
後輪のほうがタイヤとホイールの隙間にシーラントが浸透していた、ということかもしれません。
翌日は軽く試走して様子をみようと思っていましたが、思いがけずお誘いをいただいて80kmのライドとなりました。
ライド前に空気圧を測ってみると後輪はエア漏れなし、前輪は少し空気圧が落ちていました。
一般的には前輪より後輪の空気圧を高くするのですが、ライド中に前輪の空気圧が不足すると怖いので、前輪:4.1bar、後輪:3.9bar でライドへ。
80kmを問題なく走り切り、5日間放置しましたが前輪、後輪ともに顕著な空気圧低下は見られませんでした。
やったぜ!
シーラントを入れ替えたのがよかったのか、空気を入れずにホイールをフリフリしたのがよかったのか、80km走ったのがよかったのか分からないですが、エア漏れのないチューブレス化が達成できて、とても満足しております!
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