シナプスです。
若い頃は都会が大好きでした。
日帰りで博多・天神に繰り出して、大丸や岩田屋といったデパート（最近あまりデパートって言わないですね。何ていうのかな）や雑誌で調べたセレクトショップをはしごしまくり、お洒落なカフェでランチもして、沢山お金を使ってとても楽しい。
東京もショッピングのためだけに飛行機でくりだして、表参道、渋谷、代官山など、オシャレな街へ行っては、自分までオシャレになった気分で楽しんでいました。
しかし、おじさんになって、ファッションもそんなに興味がなくなり、欲しいものもネットで買えるようになると、東京はただ人が多いだけの場所。
1秒でも早く脱出したい街になりました。
担当している案件によっては東京出張が多くなるタイミングがあり、まだ規定料金での精算が許されていた頃は、安いパックで予約してお小遣いを稼いでいました。
ただしパックだと飛行機の変更ができないので、予定が早く終わると時間を潰さないといけません。
東京に1人。
お酒が好きな人なら、いい感じの店で至福のヒトトキを過ごせるのかもしれませんが、お酒があまり強くないので・・・
どこに行っていいのか分からない私は羽田空港に直行です。
最初は、食事したりお土産を物色したりでなんとかやりすごしていました。
そのうち、早々に手荷物検査を通過して人気のないスペースで本を読むようになりました。
大分行きは大体端っこなので人が少なく快適です。
そして最後には空港内にある「ファーストキャビン」で過ごす技を覚えました。
第１ターミナルの3階だったかな？ラウンジとかがあるっぽい階にひっそりとあるカプセルホテル。
ビジネスクラスとファーストクラスが選べます。
私が利用していた頃のビジネスクラスは天井が低い、まさに「カプセル」空間だったので、私はファーストクラスを利用していましたが、現在のビジネスクラスは上下2カプセルをぶち抜いて、ちゃんと立てる高さに改装されているようです。
知らなかった・・・これならビジネスでもいいですねー。
休憩利用の場合、ビジネスクラスは1時間800円で2時間から利用できます。
（ファーストクラスは1時間1000円ですが、現在は早朝しかショートステイが解放されていないようです）
私はここを3時間借りるのですが、何をするかというとお風呂に入るのです！
平日の昼間に羽田空港のカプセルホテルで休憩するような変わり者はいないらしく、お風呂は毎回、完全な貸切でした。
無料で借りれる部屋着に着替えてお風呂へいき、人混みにまみれた汗を流し、湯船につかって貸し切り風呂を満喫。
部屋に戻ってコンビニで買い込んだ炭酸飲料で喉を潤し、お菓子なんかをつまみながらネットしたり本を読んだりして出発までの時間を過ごすわけです。
空港で風呂に入るという非日常感と贅沢感。
大分空港に着いた時の、疲れ果てた出張者を横目に爽快な気分でいられる優越感もいいんですよね。
ただ時間を潰すためだけに3000円は安くない金額ではありますが、機会があったら、また体験したいです。
ただ、いまなら自転車ショップに行くだろうなぁ。
ロードバイクに乗り始めて、また都会を楽しめるようになったかも。
