シナプスです。
私は虚弱体質なので夏でも長袖のジャージを着たいのですが、世の中のニーズが乏しいようで、気に入ったデザインのジャージを選べないのが悩みでした。
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こちらのブログで、夏用長袖ジャージをオリジナルデザインでオーダーできると知り、オシャレブランドのデザインをパクって作ろうとも考えたのですが。
素人かつセンスもない私が中途半端にパクっても変になりそうだなと躊躇していました。
貧脚王というキャラ設定
ロードバイクに乗り始めて4年が経とうとしていますが、未だにソロで100kmは厳しいです。
たぶん一生無理でしょう。
そんなこともあり「貧脚王」を自称するに至りました。
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このとき生まれた「King of Poor Legs」という直訳なフレーズが妙に気に入ってしまい、インスタやストラバのプロフィールで使っているのですが、貧脚王をモチーフにジャージを作ったら・・・と妄想してみると次々にイメージが膨らんできて、ここまで思いついたらやるしかない!と決断しました。
1着からオーダーできるお店はいくつかありましたが、私も dream-brother さんにお願いしました。
KOPLジャージ
全体像はこちら。
MORVELOの半袖ジャージを参考に、貧脚王にちなんだロゴをランダムに配置。
結局パクってますね。
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色もMORVELOと同じ「ネイビー×白」がよかったのですが、同じようなデザインのジャージを作るのも損した気分だったので色を逆転させました。
白の方が熱を反射してくれそうだし。
下地が白だと安っぽくなりそうだったので、ロゴの密度を増やしてもらいました。
サイドに切り返しがあることは実物が届くまで知らなかったのですが、これはこれでいいですね。
襟の裏側までプリントが入っているのもオシャレでいい。
ではロゴの詳細を見ていきましょう。
King of Poor Legs
まずは胸元にメインのロゴである「King of Poor Legs」をワンポイントで配置。
KOPL
山岳賞「King of Mountain」が「KOM」なら「King of Poor Legs」は「KOPL」ですよね。
ツノが折れた王冠
KINGを名乗るからには王冠が必要ですが、ツノを折ることで貧脚感を演出してみました。
制限速度20km/h
シナプス王国の道路交通法では自転車の制限速度は20km/hと定められております。
25km/h程度であれば誤差の範囲で黙認されますが「巡行30km/h」などと口走るサイクリストは別の国への移住をお勧めしております。
追い越し可
広大なサイクリングロードが張り巡らされているシナプス王国では、追い越しに気を使う必要はありません。
どんどん追い越して自分のペースで走ってください。
After you と QRコード
バックポケットの中央に配置。
言うまでもないことですが、貧脚王は遅いので「お先にどうぞ」です。
むしろ、王の前を引くのが家臣の務めではないでしょうか。
QRコードはこのブログのリンクになっています。
サイクリングで出会ったサイクリストにブログの宣伝をしてやろうと目論んだわけですが、少しサイズが大きすぎたようで、しわの影響を受けやすく、しわを伸ばして正面から読み込んでもらわないと、なかなか認識してくれません。。。
着用例
ジレと組み合わせると、こんな感じ。
白を選んだ理由の一つが、ロングパンツとの組み合わせで使えると思ったこと。
ジレもパンツもネイビーなので、全身ネイビーにならないように。
デザインは難しい
私は自分でデザインできないので、ペイントでお絵描きしたラフなスケッチとネットで集めた写真、あとは文章でイメージを伝えましたが、なかなか伝わらず。
特に文章は、細かく読んでくれない印象。
どちらかというと、ざっくりデザインして、細かい指示はイメージで伝えてもらった方が早い、という感じの対応でした。
プロならではのアドバイスや、たくさんのサイクルジャージをデザインしてきた経験からの提案も期待していることを匂わせたのですが、あくまでも指示された通りにデザインすることに徹している感じでした。
結局、3回の修正を経てデザインを確定させました。
私の拙い文章と断片的なイメージから仕上げていただけたので感謝しないといけませんね。
自分でデザインできる方は良いですが、イメージだけ伝えてデザインしてもらう場合、あまり複雑なデザインは難しいかもしれません。
KOPLジャージは単色のロゴを配置するだけだったので、なんとかなったのだと思います。
ただ写真では分かりにくいですが、QRコードだけ微妙に色が違うんですよね。
おそらく私が送った画像をそのまま使ったのだと思います。
私は他のロゴと同じ色にしたかったのですが、奥さんは「むしろ色が違う方がいい」と褒めてくれたので良しとします。
ジャージの品質について
生地は良質
ジャージは「JAKROO」というメーカーのものです。
調べてみるとアメリカのメーカのようで、自社でもカスタムオーダーを受けているみたい。
ただ発送は中国だったので、中国の工場にデザインデータを送って生産しているのかもしれません。
正直、試着用のジャージを見た時は、いまいちな印象だったのですが、実物は前面と背面で別の生地が使われている凝った作りになっていました。
前面の生地感はこんな感じ。
見た目はよくあるメッシュなドライ素材なのですが、少し接触冷感機能もあるようで、触るとヒンヤリします。
背面はこんな感じ。
こちらは冷たさを感じない、さらっとした触り心地。
おそらく肌への張り付きを押さえつつ、通気性を優先させた素材なのだと思います。
ストレッチも十分で着心地はとても良いです。
バックポケットに反射素材がついている
バックポケットも、良く伸びて出し入れしやすいです。
両サイドの端っこに反射素材がついているのも素晴らしい。
赤い「J」のタグもオシャレなアクセントになっています。
着丈が長い
最近のサイクルジャージは乗車姿勢でお腹にしわができないように短めがトレンドです。
メルカリで購入したカペルミュールのジャージも短めでした。
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ビブショーツを着る人は問題ないと思いますが、私はサイクリング用のカジュアルパンツを履くので、丈が短いジャージは背中が出ちゃうんですよね。
dream-brother さんのジャージは、着丈が長め。
背中が出ない安心感が得られて、私のニーズにぴったりでした。
腕が長くて緩い
試着した段階で分かっていたのですが、腕が少し緩くて少し長い。
長さが長い分には手首の日焼け対策になるので良いですが、太さは肌にピッタリフィットした方がかっこいいので、少しマイナスポイントです。
dream-brother さんのジャージは各サイズ単位に「ぴったりサイズ」「ゆったりサイズ」があり、私は試着の結果「Sのゆったりサイズ」を選びました。
ぴったりサイズなら腕も少し細くなるのかな?
このジャージが似合う男になるために腕立て伏せをするしかありませんね。しないけど。
ファスナーはプラスチック
ファスナーは信頼と実績のYKKですがプラスチックです。
白ファスナーだとしかたがないのかな。
価格が13000円~と安くはないので、耐久性に不安があるプラスチックではなく金属がよかったです。
良心的な価格
KOPLジャージの作成費用は、試着料と試着ジャージの返送費用も含めて、15000円くらいでした。
ブランドジャージが買える金額なので、金額だけ見ると少し高い気がします。
ただし、デザイン料込みで1着しか作らないことを考えると、妥当な金額のようです。
他のショップよりも少し安いくらいでした。
高級なショップはデザイン料だけで1万円、というところもありました。
ツール・ド・国東に着ていくも、誰からも触れられず
3月からデザイン調整を始めて4月の後半に届いたので、5月3日に参加したツール・ド・国東に間に合いました。
一張羅を着てイベントに参加したら、誰でも次のような展開を期待しますよね。
「そのジャージ、オシャレですね」
「どこのブランドですか?え、オーダーですか!」
「このQRコードは?ブログ?見ます!」
しかしツール・ド・国東の会場はド派手なオリジナルジャージを着ているサイクリストで埋め尽くされており、私のジャージは霧のように霞んでしまいました。
せめて事前にSNSで告知していたら・・・いや、たぶん、効果なかったでしょうね、フォロワーが超少ないので。
ただですね、スタートの時に私の後ろに並んだ女性がボソッと「ジャージがカワイイ」と口にしたんですよね。
後ろに並んでいたので、どこを見て言ったのかは定かではありませんが、きっと私のジャージのことだと思うんです。
その場の空気感的に、そんな感じだったんです。そうにちがいない。
このジャージを着るために走りたい
細かい失敗はありましたが気に入っています。
着心地もいいし、誰も見ていなかったとしても、自分でデザインした、お気に入りのジャージで走れるのは気分がいいですね。
自称貧脚の方は世界中にたくさんいるでしょう。
貧脚王を名乗っている方も、少ないですがいらっしゃるようです。
しかしジャージまで作った人はいるでしょうか。
我こそが貧脚王。
これからも「King of Poor Legs」の名に恥じないヌルい走りを見せつけていきたいと思います。
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