シナプスです。
観光スポットへの道を示す案内版ってあるじゃないですか。
有名な観光地はド派手かつデカい看板があると思いますが、そうじゃない、駅とか市役所とかと同じテンションの道路標識的な案内版。
私はヒッソリ系観光スポットが好きなので、車で移動中に、こういう案内板を見つけると行ってみたくなります。
ただ、車は奥さんと兼用で、だいたい隣に奥さんがいるので、見つけたタイミングで「行ってみよう」とはなりません。
奥さんは地味な観光スポットに全く興味がないので・・・
前回、開拓した、ななせ川ルートから気になっていたヒッソリ系観光スポットにアクセスできそうだったので、自転車で行ってみました。
県民の森~おしどり渓谷サイクリングロード
大分県民なのに「県民の森」に行ったことがなかったので興味がありました。
ただ調べると公園やキャンプ場といったファミリー向けの施設みたいだったのでロードバイクで行くのは場違いな感じ。
が、よくよく調べると「おしどり渓谷サイクリングロード」なるものがありそうということが分かりました。
渓谷沿いを5.1kmも走れるみたいで、Googleマップにも載っていません。
とてもスペクタクルな予感がします。
サイクリングロードまでの登りは、かなりきつく、息も絶え絶えでたどりつきました。肝心のサイクリングロードですが、現在は「セラピーロード」という自然の中を歩いて心を癒しましょう、という位置づけになっているみたいで、サイクリングロードとしての整備は行われていないようです。
放置されて少し荒れた路面状態が、逆に冒険感をアップさせてくれます。
少し進むと「安友庭園」という庭があったので、少し休憩。
休憩を終えて更に進むと、人口の滝が。
おそらく土砂災害を防ぐためのものだと思います。
本当は、もっと滝に近づきたかったのですが、ヘビがいたので断念しました・・・
サイクリングロードは「渓谷」の名にふさわしく、木々に囲まれた川沿いの道でした。
実は、この写真を撮ろうとしていたら、前からMTBの集団が来たので、通り過ぎるのを待ちました。
確かに、いいトレイルがありそうな雰囲気。
ふと、逆にMTB集団が写っていた方がネタ的にいいじゃん、と思い、すれ違いざまになんとか撮影したのがこちら。
こういう滑りそうな下りはロードバイクだと怖いですが、MTBくらい太いタイヤだと、躊躇なく走れるみたいです。
事前調査によると、このまま県道41号線に出る予定なのですが・・・
通行止め風の装い。
ただ、先が開けているしMTB集団もここから来たはずなので、車に対する通行止めなんじゃないか、と勝手に決めて先に進んでみました。
それっぽい道は関係者以外立ち入り禁止になっていたので、別の道を少し進むとセラピーロードの看板がありました。
たぶんMTB集団は、ここでトレイルを楽しんできたのではないかと思われます。
チューブレス化したグラベルキングなら行けるかもしれませんが、今の装備では心もとないし、虫とかクモとかいそうなので、断念。
別の舗装路を少し進むとパン屋さんがありました。
エトワルと一心寺
おなかが空いていると、ついつい濃い味を選んでしまいます。
ピザパンをチョイス。
向かいにある「一心寺」というお寺で、胡散臭い不動明王を見ながら食べました。
ピザトーストは塩味控えめ、なのにトマトとチーズと香草も効いていて美味しかったです。
あとで奥さんに聞いたら、結構、有名なパン屋さんみたいでした。
一心寺は桜の名所です。
桜の季節は、めちゃくちゃ混みそうですが、自転車なら渋滞を気にせず来れそうなので来年はチャレンジしてみようかな。
一心寺も前から行ってみたいと思っていましたが、ここからの下りが、めちゃくちゃ急で、ビンディングシューズで降りる気になれず、またの機会としました。
塚野鉱泉
冒頭の写真のヒッソリ観光案内にもある塚野鉱泉。
こちらも以前から気になっていました。
鉱泉というと鉱山的な場所に沸く鉄分多めの温泉?というイメージで、かなり標高の高い場所にあると思っていたのですが、グーグルマップで経路検索すると、全然そうでもない。
鉱泉(こうせん)とは、地下からの湧水(わきみず)で、医学的見地から治癒成分を含んだ水のことである。(Wikipediaより)
鉱山は全く関係ありませんでした。
一心寺から近かったので寄ってみることに。
源泉は蓋がしてあって、壁には柄杓がかかっていました。
体にいいみたいなので、ここに来たら飲まないと損なのですが、コロナのこともあるので自粛。
写真だけ撮らせてもらいました。
源泉の周りにはいくつかの旅館と小さな温泉がありました。
市街地から近いとはいえ、何もない山の中なので、わざわざ泊まる理由は湯治ってことでしょうかねー。
写真の自販機でドリンクを補充して岐路につきます。
この後、後輪の感触に違和感を感じてチェックすると、後輪じゃなく前輪がパンクしてました。
スローパンクだったので、空気を補充して騙し騙し帰宅。
帰宅後にチューブを外して空気を入れてみてもパンパンに入るし「シュー」音もしない・・・
目視しても全く分からないのでバスタブに水を張って沈めてみたら普通にパンクしてました。
この5mmに満たない小石がタイヤに深く突き刺さり、チューブに小さな穴を開けていました。
なんだか色々あって、まとまらない記事になりましたが、距離の割には充実したライドでした。